自動車整備工場の未来を変える! 中間管理職の役割と成功へのステップ !!

こんにちは、金谷です。 今日は、自動車整備工場のブラックなイメージを吹き飛ばして、もっと明るく魅力的な業界にしていくために、私たちがどうすればいいのかを話したいと思います。

まず、大事なのは現場の問題点を理解することです。 実際に私が、耳にした、体験したよく見られる問題点を以下に挙げてみます。

  • 質問の仕方が分からない社員、部下が多い
  • 自分で考えず、他人にすぐ任せる
  • 粘り強さがない
  • 言い訳ばかりして何もしない
  • 自分のこと(立場)ばかり考えて行動する
  • 意見は言うが、行動しない
  • お客様第一で考えていないスタッフ
  • 自己判断でやり、失敗する
  • ごめんなさいと謝れない
  • どうでもいいプライドや過去の栄光を語る
  • 自分のことしかしない
  • 挨拶ができない
  • 報・連・相(報告・連絡・相談)ができない
  • 勝手に休む
  • 人の陰口をたたく・・・・etc

これらの問題は、現場の雰囲気や効率に大きな影響を及ぼします。 これらの問題に対処し、より良い職場環境を作るためには、いくつかの取り組みが必要です。

部下の成長を促すために

現場でよく見かける問題として、「質問の仕方が分からない社員」、「自分で考えずに他人に任せる」、「粘り強さがない」などがあります。 これらの課題に対して、私がやってきたことを紹介します。

1.質問の仕方を教える:

新人の中には、どう質問したらいいか分からない人が多いんです。 例えば、「どうしたらもっと効率的に作業できますか?」といった具体的な質問の仕方を教えることで、彼らは問題解決の糸口を見つけやすくなります。 質問すること自体に抵抗を感じる人も多いので、質問がしやすい環境作りも重要です。 私はよく、「どんな小さなことでも気軽に聞いていいんだよ」と声をかけるようにしています。

質問の仕方を教える際には、まず具体例を用いることが効果的です。 例えば、「この部分がうまくいかないのですが、私はこのようにした方がいいと思いますが、どう思われますか?」といった自分の意見や具体的な状況を提示し、それに対する質問の仕方をモデルとして示します。 また、質問をする際の心構えも重要です。 「間違った質問なんてないんだよ」というメッセージを伝え、安心して質問できる環境を作ることが大切です。

2.自分で考える力を育てる:

「どうしたらいいですか?」とすぐに聞いてくる部下には、自分で考える時間を与えるようにしています。 まずは自分なりの解決策を考えさせ、その上でアドバイスを提供します。 こうすることで、彼らの自立心と責任感が育ちます。 具体的には、「自分で考えた上で、どうしても分からなかったら聞きに来てね」といった指導を行います。 また、問題解決のプロセスを一緒に振り返ることで、次回の課題に対する取り組み方も学ばせています。

自分で考える力を育てるためには、日常的に「考える」習慣を身につけさせることが重要です。 例えば、業務の中で頻繁に発生する問題について、事前に対策を考えさせるトレーニングを行うことが効果的です。 問題解決の手順をフレームワークとして教えることも有効です。 例えば、問題を発見し、原因を分析し、解決策を考え、実行し、結果を評価するという一連のプロセスを学ばせることで、問題解決能力が向上します。

3.粘り強さを持つよう指導する:

すぐに諦めてしまう社員には、小さな成功体験を積ませることが大事です。 小さな成功を重ねることで、自信を持たせ、失敗を恐れずに挑戦する姿勢を評価しています。 例えば、難しい作業をいきなり任せるのではなく、段階的に難易度を上げていくことで、達成感を味わわせるようにしています。 成功した時には、しっかりと褒めることも忘れません。 「よく頑張ったね!」という言葉が、次の挑戦への大きなモチベーションになります。

粘り強さを育てるためには、失敗をポジティブに捉える文化を作ることも重要です。 「失敗は成功のもと」という言葉を実践し、失敗から学ぶ姿勢を評価することで、社員が失敗を恐れずに挑戦できる環境を作ります。 例えば、失敗した場合でも、「なぜ失敗したのか?次はどうすればいいのか?」 を一緒に考えることで、失敗を次の成功へのステップと捉えられるようにします。

部下とのコミュニケーション

「言い訳ばかりして何もしない」や「自分のこと(立場)ばかり考えて行動する」社員がいる場合、コミュニケーションが大切です。

1.言い訳を許さない文化を作る:

言い訳をせずに問題に直面する姿勢を促すためには、リーダー自身が率先して問題解決に取り組む姿を見せることが重要です。 問題が起きたら責任を持って対処し、そのプロセスを共有します。 例えば、ミスが発生した時には「なぜこのミスが起きたのか?」を一緒に考え、その原因を探ることで同じミスを繰り返さないようにします。 また、言い訳をしてしまう社員には、「言い訳をすることで解決にはならないよ」と指摘し、具体的な改善策を一緒に考えます。

言い訳を許さない文化を作るためには、問題発生時の対応方法を明確にすることが必要です。 例えば、「問題が発生した場合、まずは事実を確認し、原因を特定し、解決策を考え、実行する」という手順を徹底させます。 これにより、問題解決に向けた具体的なアクションプランが明確になり、言い訳をする余地がなくなります。 また、言い訳をしない姿勢を評価する制度を導入することで、社員が積極的に問題に向き合う姿勢を育てます。

2.チーム全体の目標を明確にする:

自分の立場ばかり考える社員には、チーム全体の目標を共有し、個々の役割がどれだけ重要かを理解させます。 定期的なミーティングを通じて、目標達成に向けた進捗状況を確認し、全員が一体感を持てるよう努めています。 例えば、「私たちのチームの目標は〇〇です。この目標を達成するためには、君の役割がとても重要だよ」といった具体的な説明を行います。 また、目標達成に向けた進捗状況を可視化することで、全員が自分の進捗を確認できるようにします。

チーム全体の目標を共有するためには、定期的なコミュニケーションが欠かせません。 例えば、週次や月次のミーティングを開催し、目標達成に向けた進捗状況を共有します。 この際、個々の社員の貢献度を具体的に評価することで、全員が自分の役割を理解しやすくなります。 また、目標達成に向けた具体的なアクションプランを策定し、その進捗を定期的に確認することで、目標達成に向けた一体感を高めることができます。

成功体験と失敗から学ぶ

「意見は言うが行動しない」や「お客様第一で考えていないスタッフ」には、成功体験を共有し、失敗から学ぶ文化を作ることが重要です。

1.行動に移す力を養う:

意見を言うだけで行動に移さない社員には、具体的な行動計画を立てさせ、その実行をサポートします。 定期的にフィードバックを行い、行動の成果を評価します。 例えば、「この意見はとても良いね。具体的にどうやって実行するかを考えよう」といった具合に、行動に移すための具体的なステップを一緒に考えます。 また、行動した結果をフィードバックすることで、次に活かせるポイントを学ばせます。

行動に移す力を養うためには、行動計画の重要性を教えることが必要です。 例えば、「目標を達成するためには、具体的な行動計画が必要だよ」と説明し、行動計画の立て方を教えます。 また、行動計画の進捗状況を定期的にチェックし、必要に応じて修正を行うことで、計画通りに進めることができます。 さらに、行動に対する評価制度を導入し、積極的に行動する社員を評価することで、行動に移す力を養います。

2.お客様第一の姿勢を育む:

お客様の視点で考えることの重要性を伝えるために、実際のお客様の声を共有し、具体的な改善策を考えさせます。 お客様の満足度を向上させるための取り組みを定期的に見直し、改善を続けています。 例えば、お客様からのクレームがあった場合には、その内容をチーム全体で共有し、どう改善するかを話し合います。 「お客様の立場に立って考えると、どう感じるか?」といった質問を投げかけ、スタッフ自身に考えさせることで、お客様第一の姿勢を育てています。

お客様第一の姿勢を育むためには、定期的なフィードバックが重要です。 例えば、月次や四半期ごとにお客様のフィードバックを収集し、その結果をチーム全体で共有します。 また、フィードバックに基づいた具体的な改善策を策定し、その進捗を定期的に確認します。 さらに、お客様の満足度を評価する制度を導入し、お客様の視点を常に意識する文化を育てます。

自己改善とチームの成長

「自己判断でやり、失敗する」や「ごめんなさいと謝れない」社員には、自己改善の重要性とチームとしての成長を促すアプローチが必要です。

1.自己判断で行動することのリスクを伝える:

自己判断で行動し失敗する社員には、その行動がどのようなリスクを伴うかを具体的に伝えます。 例えば、「自己判断で行動すると、このようなリスクがあるよ」と具体例を挙げて説明します。 また、自己判断で行動する前に必ず報告・連絡・相談(報・連・相)を行うよう指導します。 「分からないことがあったら、必ず相談してね」というメッセージを常に伝えることで、リスクを減らすことができます。

自己判断で行動することのリスクを伝えるためには、具体的な事例を用いることが効果的です。 例えば、過去に自己判断で行動して失敗した事例を共有し、その失敗から学んだ教訓を伝えます。 また、報・連・相の重要性を強調し、問題が発生した際には必ず相談するよう指導します。 さらに、報・連・相のプロセスを具体的に示し、社員が報・連・相を実践しやすい環境を作ることが大切です。

2.謝ることの大切さを教える:

「ごめんなさい」と謝れない社員には、謝ることの重要性とその効果を教えます。 例えば、「ミスをした時にすぐ謝ることで、お客様やチームの信頼を取り戻すことができるんだよ」と説明します。 謝ることができる環境を作るためには、リーダー自身が率先して謝る姿勢を見せることも重要です。 また、ミスを責めるのではなく、どう改善するかを一緒に考えることで、謝ることへの抵抗感を減らします。

謝ることの大切さを教えるためには、謝ることが信頼回復に繋がる具体的な事例を示すことが効果的です。 例えば、過去に謝罪を通じて信頼を回復した事例を共有し、その効果を実感させます。 また、謝罪が信頼回復の第一歩であることを強調し、謝ることに対する抵抗感を減らすためのトレーニングを行います。 さらに、謝罪が評価される文化を作ることで、社員が積極的に謝ることができる環境を整えます。

チームワークとコミュニケーションの向上

「挨拶ができない」や「報・連・相ができない」社員には、基本的なコミュニケーションスキルの向上を図ることが重要です。

1.挨拶の重要性を教える:

挨拶ができない社員には、挨拶の重要性を教えます。 例えば、「おはようございます」といった挨拶が、チームの雰囲気を良くし、コミュニケーションを円滑にすることを説明します。 挨拶は簡単で効果的なコミュニケーションの一部であることを理解させるために、リーダー自身が率先して挨拶を行います。

挨拶の重要性を教えるためには、挨拶がチームワークに与えるポジティブな影響を具体的に示すことが重要です。 例えば、挨拶をすることでコミュニケーションが円滑になり、チーム全体の雰囲気が良くなることを具体例などを用いて説明します。 また、挨拶が習慣化されるよう、毎日の朝礼やミーティングで挨拶の練習を行うことも効果的です。 さらに、挨拶が評価される制度を導入し、積極的に挨拶をする社員を評価することで、挨拶の重要性を浸透させます。

2.報・連・相の習慣をつける:

報・連・相ができない社員には、その重要性と具体的な方法を教えます。 例えば、「何か問題が起きたらすぐに報告することが大事だよ」と説明し、具体的な報告の仕方を教えます。 定期的なミーティングやチェックインを通じて、報・連・相が習慣化されるようにします。 また、報・連・相がしやすい環境作りも重要です。 例えば、報告用のツールを導入したり、定期的なフィードバックを行ったりすることで、社員が気軽に報・連・相できる環境を整えます。

報・連・相の習慣をつけるためには、まずその重要性を社員に理解させることが必要です。 例えば、報・連・相ができないことで発生した問題事例を共有し、その重要性を実感させます。 また、報・連・相の具体的な手順を示し、日常業務において実践しやすい方法を教えます。 さらに、報・連・相が評価される文化を作ることで、社員が積極的に報・連・相を実践するよう促します。

チームの一体感を高める

「お客様のせいにする」や「お客様を馬鹿にする」社員は論外です。 このような行動は許されません。 お客様を大切にする姿勢を徹底的に教える必要があります。

1.チームとしての責任を共有する:

お客様のせいにする社員には、チームとしての責任を共有する重要性を教えます。 例えば、「お客様が困っている時こそ、私たちの力が試されるんだよ」と説明し、問題解決に向けてチーム全体で取り組む姿勢を育てます。 問題が起きた時には、チーム全体で原因を分析し、改善策を考えることで、一体感を高めます。

チームとしての責任を共有するためには、定期的なコミュニケーションが欠かせません。 例えば、週次や月次のミーティングを開催し、問題発生時の対応方法を共有します。 この際、個々の社員の貢献度を具体的に評価することで、全員が自分の役割を理解しやすくなります。 また、問題解決に向けた具体的なアクションプランを策定し、その進捗を定期的に確認することで、チーム全体の一体感を高めることができます。

2.お客様を尊重する姿勢を育む:

お客様を馬鹿にする社員には、お客様を尊重する姿勢を教えます。 例えば、「お客様がいてこそ、私たちの仕事が成り立っているんだよ」と説明し、感謝の気持ちを持つように促します。 具体的には、お客様からのフィードバックを定期的に共有し、改善策を話し合うことで、お客様の視点を理解させます。

お客様を尊重する姿勢を育むためには、定期的なフィードバックが重要です。 例えば、月次や四半期ごとにお客様のフィードバックを収集し、その結果をチーム全体で共有します。 また、フィードバックに基づいた具体的な改善策を策定し、その進捗を定期的に確認します。 さらに、お客様の満足度を評価する制度を導入し、お客様の視点を常に意識する文化を育てます。

まとめ

自動車整備工場の未来を創るためには、現場の一人ひとりが自分の役割を理解し、チーム全体で目標を共有することが重要です。 私がこれまで直面し、対応してきた数々の課題とその解決策を通じて、教育の難しさと楽しさを皆さんと共有したいと思います。 このブログが、皆さんの職場改善の一助になれば嬉しいです。 自動車整備工場の明るい未来を一緒に創り上げていきましょう。

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一歩一歩、一緒に成長していけることを楽しみにしています!

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