毎日忙しいのに、なぜかラクにならない

2026.02.26

毎日、朝から晩までフル回転。
予約は詰まってる、電話は鳴る、現場は止められない。
それなのに――「なぜか、全然ラクにならない」
そんな違和感、感じたことありませんか?


整備工場の経営者や店長さんと話していると、
必ずと言っていいほど、こんな言葉を聞きます。

「うちは5Sやってますよ」
「整理・整頓・清掃は意識してます」
「でも…忙しさは変わらないんですよね」

今日は、その“モヤっと”の正体を、現場のリアルな話と一緒に、正直にお話しします。


5Sをやっているのに、なぜラクにならないのか?

まず結論から言います。

5Sが失敗する理由は、やり方の問題じゃありません。
“目的”がズレていることがほとんどです。

5Sは、
・キレイにするため
・片付けるため
・指摘されないため

…のものではありません。

本来の目的は、
「人が育ち、現場が回り、経営がラクになること」

です。

ここがズレた瞬間、5Sは
「ただの作業」
「やらされ仕事」
「続かないイベント」
に変わります。


私が5Sに挫折しかけた日の話

正直に言います。
私自身も、過去に何度も5Sで失敗してきました。

「よし、今度こそ本気で5Sやるぞ!」
と気合を入れて、棚を作り、表示を貼り、写真まで撮って共有した。

最初の1週間は、完璧。
現場もキレイ、気分もいい。

でも、1か月後――
元に戻ってる。
工具は行方不明、部品は山積み。

そのとき、若手に言われた一言が、今でも忘れられません。

「店長、これって“何のため”にやってるんですか?」

…何も言えませんでした。


5Sが形骸化する工場の共通点

多くの工場を見てきて、
失敗する5Sには共通点があります。

① トップだけが熱い

社長・店長だけが燃えていて、
現場は「はいはい」という空気。

② 理由を説明していない

「とりあえず片付けよう」
「決まりだから」
これ、最悪です。

③ 評価と連動していない

5Sを頑張っても、
評価も給料も何も変わらない。

④ 忙しい時ほど無視される

「今日は忙しいから後で」
その“後で”は、二度と来ません。


5Sは“整理整頓”ではなく“人づくり”

ここ、めちゃくちゃ大事なので
はっきり言います。

5Sの本質は、
“片付け”ではなく“考える力を育てること”です。

・なぜここに置くのか
・なぜこの動線なのか
・なぜこのやり方なのか

これを自分の頭で考える習慣を作る。

だから本来、5Sは

新人教育にも
中堅育成にも
ベテランの意識改革にも全部つながります。


忙しい工場ほど、5Sは“仕組み”でやる

「忙しくて時間がない」
これは、みんな同じです。

だからこそ、
気合と根性でやる5Sは100%失敗します。

・誰が
・いつ
・何を
・どこまでやるのか

これを仕組み化しないと続きません。

たとえば――
・毎月テーマを1つに絞る
・ビフォーアフターを写真で共有
・良くなった部署を全体で称賛する

これだけでも、空気は変わります。


5Sが回り出すと、現場はこう変わる

実際に、うまく回り始めた工場では
こんな変化が起きます。

・「探す時間」が激減する
・新人が質問しやすくなる
・ベテランが言語化し始める
・無駄なイライラが減る
・事故・ミスが減る

結果として――
忙しいのに、前よりラクになる。

これが、本物の5Sです。


なぜ金谷(ライカラ)は5Sを“経営”と結びつけるのか

私は、
「5Sだけ教えます」
「整理整頓だけ見ます」
という関わり方はしません。

なぜなら、
5Sは単体では絶対に成功しない
と知っているからです。

・教育
・評価
・数字
・DX
・コミュニケーション

これらと一体で考えないと、また同じ失敗を繰り返します。


最後に|あなたの工場に問いかけたい

ここまで読んでくれたあなたに、
ひとつだけ問いかけさせてください。

今やっている5Sは、
「現場をラクにするため」ですか?
それとも
「やった気になるため」ですか?

もし、少しでも
「このままでいいのかな」
と感じたなら。

それは、変わるタイミングが来ているサインです。


整備工場は、
もっとラクに
もっと誇りを持って
もっとワクワクして
仕事をしていい。

私は本気で、そう思っています。

一人で悩まなくていい。
現場のこと、数字のこと、人のこと。
一緒に整理しましょう。

金谷(ライカラ)は、現場の横で、同じ目線で、伴走します。

「ちょっと相談してみようかな」
その一歩が、明日の現場を変えます。

いつでも、声かけてください。

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