【辞める理由の9割は人間関係?】整備士が定着する工場と辞めていく工場の違い
2025.09.18
こんにちは!
REAL店長の金谷です。
今日は、自動車整備士の「離職の本当の理由」について、私の20年以上の経験から見えてきた事実をシェアしたいと思います。
結論から言うと――
整備士が辞める理由の9割は「人間関係」です。
給料や労働時間ももちろん大事。
でも、それ以上に「職場の人間関係」が離職を大きく左右しているんです。
なぜ整備士は辞めるのか?よくある勘違い
整備業界の経営者や工場長と話していると、
「給料が安いから辞めるんだろう」
「残業が多いから続かないんだ」
といった声をよく聞きます。
もちろん、それもゼロではありません。
ですが、私が実際に見てきたのは、
人間関係が原因で辞めるケースが圧倒的に多いということ。
具体的にはこんな理由です👇
上司とのコミュニケーション不足
同僚との連携がうまくいかない
相談できる相手がいない
「自分は認められていない」という感覚
これらが積み重なると、どれだけ給料が良くても、
「もうここではやっていけない」と感じてしまうんです。
私自身も辞めそうになった過去
実は私自身も、新人時代に先輩とうまくいかず、
本気で転職を考えたことがあります。
そんな時に救ってくれたのは、一人の先輩のたった一言。
「最近どう?何か困ってる?話聞くよ」
たったそれだけで、心が軽くなり、
「もう少し頑張ってみよう」と思えました。
これが、人間関係の力なんです。
私の工場で取り組んでいること
現在、私が店長をしている工場では、
離職を減らすためにこんな取り組みをしています👇
🔧 月1回の個別面談
仕事の悩みや人間関係のストレスを吸い上げる場を作る。
🔧 相談体制の整備
「困ったらここに言えばいい」という安心感を持たせる。
🔧 お互いを認め合う文化づくり
「ありがとう」「助かったよ」を口に出して伝える。
これらはどれも特別なことではありません。
ですが、日々の積み重ねが工場の雰囲気を変え、
結果的に整備士の定着率を大きく改善しています。
人間関係改善の第一歩は「声かけ」から
人間関係に特効薬はありません。
でも、日常の小さな声かけが積み重なると、大きな力になります。
例えば…
朝の「おはよう」
帰り際の「お疲れさま」
ちょっとした「ありがとう」
これだけでも、職場の空気はガラッと変わります。
まとめ:整備士が辞めない工場を作るには?
整備士が辞める理由の9割は「人間関係」
小さな声かけが大きな離職防止策になる
面談や相談体制で「安心できる職場」を作る
整備士不足の時代だからこそ、
新しい人を採るより「辞めない職場」を作ることが最優先です。
まずは明日から、工場で「おはよう」「お疲れさま」を意識してみませんか?
それが、整備士が長く働ける工場への第一歩です✨